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 授業科目
 Course Title
中国文学概説A
Outline of Chinese Literature A
 担当者
 Instructor
教授   鈴木 陽一  前学期 金曜日2時限
 単 位
 Credit
2

関連するディプロマポリシー Related Diploma Policy
国際的感性とコミュニケーション能力/International sensibilities and communication capabilities
時代の課題と社会の要請に応えた専門的知識と技能/Expert knowledge and skills to address the issues of the age and the demands of society
 
到達目標 Target to be Reached
文字で書かれた古代の作品(歴史書、思想書、物語、詩など)の流れと、中国の各地域の中核となった都市の歴史を重ね合わせ、中国の多様な文化がどのように生まれ、どのように発展してきたのかを学習し、都市の歴史と文化に関して、基礎的な知識を得ることを基本目標とする。
 さらにその知識の習得を通じて、中国の伝統的な文化の多様性を理解し、その文化が現代の中国文化にどのような影響を与えているかということと、今の日本の文化にどのような影響を与えたかを理解することを目標とする。

 
授業内容 Course Content
以下の順で、時代を代表する都市の文化と、そこから生み出された文学作品について講義を行っていく。
①唐代の首都である国際都市長安(現西安)と李白、杜甫に代表される唐詩と「伝奇」と呼ばれた物語。
②宋代の首都である商業都市汴京(現開封)と新たなスタイルの物語とポエム「詞」。
③南宋の首都である臨安(現杭州)と都市の芸能。
④モンゴルの首都である大都(現北京)とお芝居。
⑤明~清にかけての江南の諸都市(南京、蘇州、杭州)と小説。
⑥近代の上海と新しい文学
 
授業計画 Course Planning
 履修者は、自宅で配布されたプリントを読み返し、ノートを整理して復習をすること。
 また、授業中指示された図書、資料に目を通さねばならない。
第一週:ガイダンス。なぜ私たちは文化を、文学を学ぶのか。
第二週:国際都市長安で生まれた新たな流行歌=唐詩を読んでみよう。
第三週:唐詩と日本文学との関わり――白樂天を読む。
第四週:長安の新官僚が創作した新たな恋愛物語「伝奇」の面白さを味わう。
第五週:宋代の文学の魅力は合理性と庶民性にあり――物語とポエム
第六週:杭州の市民が愛した芸能から新たな物語が生まれた――『西遊記』の誕生
第七週:杭州の芸能は歴史を書き換えた――『三国志演義』の成立
第八週:北京流行のお芝居を観る――元代モンゴル文化とお芝居
第九週:江南の諸都市における小説の読者の広がり――次々と更新される長編小説のバージョン
第十週:江南の諸都市から発信された流行の短編小説集――日本でも読まれた中国の物語
第十一週:17世紀から18世紀にかけて出現した「虚構」の物語――『金瓶梅』と『紅樓夢』
第十二週:翻訳文学が中国を変える――上海と新しい文学①
第十三週:大衆文学が変わる――上海と新しい文学②
第十四週:まとめと試験

 
授業運営 Course Management
 基本的には講義の形式で授業を進める。この授業ではまず教員の話をしっかりと聞き取り、ノートに書き取り、内容を理解することが求められる。
 授業内容を十分に理解できているか、真剣に授業に取り組んでいるのかを確認するため、複数回のレポートを求めるが、これについては、授業時に使用したプリントと共に、指定された必ず関係する資料、図書を読んで書かねばならない。なお、そのうち優れたものについては、授業時に口頭での報告を依頼し、加点の対象とする。
授業中携帯電話は電源を切ること。利用しているものは退室を命じる。
 
評価方法 Evaluation Method
 レポート(40%、優れたものには加点あり)、筆記試験(60%)
 筆記試験については、暗記ではなく、理解しているか否かを確かめるものである。このため、持ち込みは許可するものの、容易に答えられるような問いではないので、授業の際、しっかりと聴き、ノートに書き取り、分からないことは質問することが合格への近道である。
 なお、欠席が多い場合には、評価の対象としないことがある。


 
オフィスアワー Office Hour (s)
毎週月、金、13:00~13:30、個人研究室(20-427)において質問を受け付ける。
なお、質問はメールでも可とする。アドレスsuzuky02@kanagawa-u.ac.jp
 
使用書 Textbook (s)
プリント。
参考書 Book (s) for Reference
資料については授業中に指示。
 
 
 
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