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 授業科目
 Course Title
中国経済論
Chinese Economy 
 担当者
 Instructor
准教授 柳澤 和也  前学期 金曜日1時限
 単 位
 Credit
2

関連するディプロマポリシー Related Diploma Policy
国際的感性とコミュニケーション能力/International sensibilities and communication capabilities
時代の課題と社会の要請に応えた専門的知識と技能/Expert knowledge and skills to address the issues of the age and the demands of society
 
到達目標 Target to be Reached
 本講義の到達目標は、受講生が、農業と手工業を産業の中心とした近代の中国が工業化をすすめるにあたって採用した、閉鎖的かつ集権的な経済開発モデルの仕組みと限界を理解することにある。
 また、本講義は、経済学部のカリキュラム・ポリシーとディプロマ・ポリシーに従い、現代の経済問題を正確に認識し、国際的な視点と学際的で複眼的な思考ができる能力を身に着けることを広い意味での到達目標としている。
 国際経済学、世界経済論、各国経済論などの科目との関連性があるため、受講生がこれらの科目についても履修されることを奨励する。
 
授業内容 Course Content
 本講義では、中華民国の成立(1912年)から中華人民共和国の成立(1949年)を経て、経済開放政策の採用(1979年)に至るまでの中国経済の歩みを概観し、国家建設と経済開発が国際情勢に強く規定されてきたことを講義する。
 
授業計画 Course Planning
 近現代の中国経済に関する大まかな知識を前提に講義するので、高校の経済と地歴のテキストやそれらの内容を発展させた関連書の読解はもちろん、日ごろからメディアが発信する関連情報にも親しんでおくことを望む。また、講義内容の整理(ノートづくりを兼ねる)を毎回の講義後に2時間程度かけてかならずしておき、独力ではわからない事柄があった場合は、オフィスアワーなどを利用して内容の理解に努めるようにされたい。以上をもって本講義の予習・復習とする。
 各回の講義内容は、以下のとおりであるが、時間の関係で若干前後する場合もある。
■導入
1.本講義の計画と視点(シラバス記載事項の確認)/中国入門(歴史)
2.中国入門(地理・人口・民族) 
■中華民国期――近代国家建設の挫折
3.①財政・金融改革の動向
4.②流通・商業・貿易の動向
5.③農業の動向
6.④軽工業の動向
7.⑤重工業とサービス業の動向
■中華人民共和国前半期――計画経済と「社会主義」建設の失敗
8.①復興期:混合経済下の経済復興
9.②第1次5ヵ年計画期:計画経済の始動
10.③第2次5ヵ年計画期前半:高成長策の推進と破綻
11.④第2次5ヵ年計画期後半:低成長策への転換と市場経済の部分的復活
12.⑤第3次・第4次5ヵ年計画期(前篇):政治的軍事的影響による経済の混乱
13.⑥第3次・第4次5ヵ年計画期(後篇):内陸部に傾斜した産業基盤の構築とその失敗
■まとめ
14.計画経済の真意

 
授業運営 Course Management
 使用書は、とくに定めない。毎回配布するレジュメと板書で講義をすすめる。
 
評価方法 Evaluation Method
 定期試験の成績に基づいて単位認定を行う。定期試験受験者が100名を超える場合は、相対評価制度を導入し、上記合計点の上位75%程度までを単位認定する。
 
オフィスアワー Office Hour (s)
 毎週月曜日昼休み
 1号館7階1-717
 

参考書 Book (s) for Reference
 久保亨・加島潤・木越義則『統計でみる中国近現代経済史』[東京大学出版会]2016年
 小島麗逸『現代中国の経済(岩波新書)』[岩波書店]1997年
 加藤弘之・久保亨『進化する中国の資本主義』[岩波書店(中国的問題群5)]2009年

 
 
 
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