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 授業科目
 Course Title
教育社会学
Sociology of Education
 担当者
 Instructor
教授   間山 広朗  後学期 火曜日3時限
 単 位
 Credit
2

関連するディプロマポリシー Related Diploma Policy
自立した良識ある市民としての判断力と実践力/Judgment and practical ability as an independent citizen of sound sense
時代の課題と社会の要請に応えた専門的知識と技能/Expert knowledge and skills to address the issues of the age and the demands of society
 
到達目標 Target to be Reached
 長年学校教育を受けてきた多くの学生は、学校についてよく知っていると思うかもしれない。だが、いざ語り出してみると理想論に留まることが少なくない。理想論は語る者を気持ちよくするが、陰で静かに傷つく存在を無視すべきではない。例えば学校の役割は、個人にとっての役割が意識されがちだが、「社会」にとっての役割があればこそ多額の公費のもとで制度が維持され続けていると言えよう。すなわち、学校の社会的機能を知る余地がある。
 また、学校について「知っている」のは生徒の立場からかもしれないが、教師がどのように教育活動を行っているのかについて十分にイメージすることは困難ではないか。すなわち、教師のメソドロジー(方法論)を理解できれば、これまでとは異なる学校の姿を知ることになろう。
 そして、「生徒の立場」から知っていると言っても、社会問題となるほどの教育問題の当事者になった経験のある者は多くない。すなわち、例えばいじめ問題の構成のありようを知ることができれば、学校についての理解はより深められるだろう。
  以上、学校の社会的機能・教師のメソドロジー・いじめ問題について研究を重ねてきた教育社会学の視点を受講生が獲得することを目標とする。

 
授業内容 Course Content
 本授業は、第1回から第4回まで「第1部 学校の社会的機能」として、学校の選抜配分機能、および社会化機能を扱う。次に第5回から第10回程度までを「第2部 教師のメソドロジー」として指定テキストを読解する。内容としては、小学校を中心とした学校的社会化、学校授業、生活指導をめぐる教師のメソドロジー(方法論)を扱う。そしておよそ第11回から第14回までを「第3部 教育問題の社会学」として、いじめ問題を検討する。
 
授業計画 Course Planning
 授業計画は、進度に応じて調整する可能性がある。なお、予習については、毎回事前にdotcampusにUPする資料の通読、および[ ]内に章番号が示されている回には次回までに該当章を事前通読し、課題をdotcampusに提出すること。復習についてもdotcampusに各回の感想を提出することを基本とするが、テキストの事前通読ではなく、関連事項講義後の事後通読を復習とすることもある。感想の中で重視する論点など、詳細は各授業内で指示する。

01.イントロダクション・シラバス確認:学校の社会的機能
02.学校の選抜配分機能
03.学校の社会化機能①:「子どもの荒れ」をめぐって
04.学校の社会化機能②:「学級」とは [次回までにテキスト序章通読]
05.教師のメソドロジーについて:学校的社会化について [次回までに1・2章通読]
06.教師が向き合う「子ども」とは:小1プロブレム問題 [次回までに3・4章通読]
07.学校授業のメソドロジー①:魅力的な授業とは [次回までに5・6章通読]
08.学校授業のメソドロジー②:一斉授業の論点と教師の課題 [次回までに7章通読]
09.生活指導のメソドロジー①:「逸脱」とは [次回までに8章通読]
10.生活指導のメソドロジー②:いじめの認知と指導の「正論」[次回までに9章通読] 
11.生活指導のメソドロジー③:児童の「人間関係」とは [次回までに10章通読]
12.教育問題の社会学①:いじめ自殺問題の展開と報道
13.教育問題の社会学②:いじめ自殺問題の社会的構成
14.教育問題の社会学③:当事者の声をめぐって / まとめとレポートについて
 
授業運営 Course Management
 本授業は、上記授業計画のうち、第1回〜第4回までを「第1部 学校の社会的機能」として講義を行い、第5回から第10回程度までを「第2部 教師のメソドロジー」として指定テキストを読解する。読解のためには、各章の事前通読(および各章を理解するための事前の講義受講)・通読の感想提出・授業内での発表を予定する。そしておよそ第11回から第14回までを「第3部 教育問題の社会学」としていじめ問題について講義を行う。
 注意点としては、第2回以降、全員に課すdotcampus課題について、指名された数名ずつが報告予定であることを記載しておく。
 なお、第1・2・3部はすべて講義を基本とするが、とりわけ第2部については意見発表の割合を増やす予定である。
 
評価方法 Evaluation Method
 「最終レポート(6000〜8000字程度)50%」と「授業課題50%」の合計とする。
 授業課題については、dotcampus提出課題1回あたり5%加点とし(ただしテキストの事前通読が認められない場合等内容に問題のある場合は除く)、指名による報告は1回あたりさらに5%を加点する。最終レポートについては、良いレポートについて匿名で論点を紹介する予定である。

 
オフィスアワー Office Hour (s)
火曜3限授業後の15:20〜16:20まで17-328研究室で受け付ける。授業後に声をかけてもらえれば、時間外の質問等も受け付ける。
 
使用書 Textbook (s)
北澤毅・間山広朗編『教師のメソドロジー』[北樹出版]2018年4月刊行
* ISBN-10: 4779305799  * ISBN-13: 978-4779305795
参考書 Book (s) for Reference
講義内で多数紹介する。
 
 
 
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