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 授業科目
 Course Title
生物科学特別講義C
- 機能性RNAとは何であろうか? -
Special Topics in Biological Sciences C
 担当者
 Instructor
講師   金井 昭夫  前学期 集中
 単 位
 Credit
1

到達目標 Target to be Reached
 本講義の到達目標は、受講生が日本分子生物学会などの一般公演にて報告される機能性RNA (ノンコーディングRNA)研究に関する研究成果を大まかに理解できるようになることである。理学部のディプロマポリシーに従い、本分野の基本的な知識の習得から、機能性RNA研究の最前線に至るまで、正確な知見の理解を目指す。本講義を受講するものは、基本的な分子生物学の知識(ゲノムの構造、転写、RNAプロセシング、翻訳など)を再確認しておくことを推奨する。
 
授業内容 Course Content
 本講義では、古典的なノンコーディングRNAとしてtRNAやrRNAを、さらにバクテリア、アーキアで見出された低分子RNA、真核生物で見出されたマイクロRNAや長鎖ノンコーディングRNAに関して概説する。また、講師である金井昭夫(慶應義塾大学先端生命科学研究所・教授/ 同・環境情報学部・教授)が実際に行ってきた研究に触れ、その全体像を理解すると共に、生命の起源や、遺伝情報制御系の起源について考える機会としたい。
 
授業計画 Course Planning
 2日間の集中講義として、4回/ 日 x 2で計8回の講義を行うが、大まかに以下(1)〜(8)の内容を取り扱う。予習として分子生物学やゲノム科学における基本的な事象の再確認を推奨しておく。復習としては、各授業毎に講師が強調した箇所を確認するだけで十分である。大切なのは、その場で理解することである。講義は、シラバスの確認に続き、各テーマのパワーポイントのスライドを用いて行われる。
(1) セントラルドグマと機能性RNAの位置づけ
(2) 日本のcDNAプロジェクトと膨大な長鎖ノンコーディングRNAの発見
(3) マイクロRNAとは何か?
(4) バクテリアやアーキアの低分子RNA
(5) 変則的なtRNA遺伝子とそのスプライシングの仕組み
(6) 線虫で見出した普遍遺伝暗号表に従わないtRNA
(7) 人工低分子RNAによるバクテリアの増殖抑制
(8) 生命の起源と機能性RNA

 
授業運営 Course Management
 全て講義形式によるが、講義内容によっては受講者にアンケートをとったり、意見を求めたりすることがある。質問をすることを推奨し、基本的には講師の説明を遮断して質問をすることをよしとする。
 
評価方法 Evaluation Method
 集中講義のために全8回の全てで出席することが望ましいが、基本的には最終回に出題されるレポートのスコアをもって評価する。レポートは独自の考えをA4の用紙で数枚以内にまとめ、講義から1月以内に講師にメールの添付にて(WordファイルかPDFファイルのいずれかで)提出することとする。なお、WEBでの記載をそのまま写したことが明らかな場合には、これを評価対象としない。

提出先: akio@sfc.keio.ac.jp

 
オフィスアワー Office Hour (s)
 非常勤講師のために、講義前後でお願いします。
 

参考書 Book (s) for Reference
河合剛太、金井昭夫 編集『機能性Non‐coding RNA』[クバプロ]2006年
廣瀬哲郎、泊 幸秀 編集『ノンコーディングRNA: RNA分子の全体像を俯瞰する』[化学同人]2016年

 
 
 
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