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 授業科目
 Course Title
日本文化論(近代文学)
Japanese Cultural Theory (Modern Literature)
 担当者
 Instructor
教授   松本 和也  後学期 月曜日3時限
 単 位
 Credit
2

到達目標 Target to be Reached
この授業の到達目標は、受講生が、①近代の文学作品にふれ、その成立事情や内容・表現の特徴について触れ、また②多様な文学者・文学作品を通じて、そこに書きこまれた文化や刻まれた時代性について学び、以上を総合して③日本文化について考えるための多様なアプローチを身につけることである。
 
授業内容 Course Content
この講義では、文化的テーマを体現した近現代の文学作品をとりあげて、小説としての分析・読解に即しつつ、近代史上における日本文化という観点から注目し、講義していく。今年度は、村上春樹『ノルウェイの森』をとりあげて、〈世界文学〉〈日本文化〉という観点を意識しながら、さまざまなテーマから講義し、その後、受講生が作品解釈についてプレゼンテーションを展開していく。
 
授業計画 Course Planning
各回の授業内容は、一応次のように予定しているが、受講生の人数・関心・時間等の都合で変更することがある。後半には受講生によるプレゼンが予定されているので留意すること。予習としては、テキストをていねいに読むことが求められる。また復習としては、読書を通じて抱いた疑問を論理的に説明し得るルートを考える思考のトレーニングを積んでいくことが望ましい。

1.授業概要説明・イントロダクション1(作家紹介)
2.イントロダクション2(作品史紹介)
3.村上春樹による「小説」論
4.村上春樹は「世界文学」か
5.『ノルウェイの森』の作品世界
6.『ノルウェイの森』テーマ論Ⅰ:「あとがき」の秘密
7.『ノルウェイの森』テーマ論Ⅱ:ベストセラーの功罪
8.映像化された『ノルウェイの森』1:概説
9.映像化された『ノルウェイの森』2:映画評
10.受講生による「謎解き」1:人間関係(恋愛ほか)
11.受講生による「謎解き」2:病/空間
12.受講生による「謎解き」3:言語/引用
13.受講生による「謎解き」4:作家論
14.受講生による「謎解き」5:作品横断論
15.まとめと展望
 
授業運営 Course Management
講義及び受講生によるプレゼンテーション・資料配布(個人またはグループ)で行う。講義では、作家・作品に関する概説の後、作品読解を複数の観点から行う。作品を読みつつ、〈日本文化〉について語る、考える、書く、プレゼンテーションするなどの実践的な授業となる。なお、私語は厳禁とし、授業に関係のない行為をしている場合は退室してもらう。
 
評価方法 Evaluation Method
定められた授業日にプレゼンテーション行い、配付資料を提出することを前提として、授業時のコメント・ペーパー(20%)およびプレゼンテーション・資料(80%)を合わせて評価する。
 
オフィスアワー Office Hour (s)
月曜昼休み、研究室にて(メールなどで事前にアポイントを取って下さい)
 
使用書 Textbook (s)
村上春樹『ノルウェイの森(上・下)』[講談社文庫]2004

参考書 Book (s) for Reference
適宜、授業中に指示する。
 
 
 
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