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 授業科目
 Course Title
英語圏文化概論B
Introduction to Anglophone Culture B
 担当者
 Instructor
助教   上 英明  前学期 金曜日3時限
  後学期 金曜日3時限
 単 位
 Credit
2

到達目標 Target to be Reached
 この授業の目標は、受講学生がアメリカ合衆国でよく耳にする「自由」をキーワードに、同国の文化・歴史に関する理解力・洞察力を深めることにある。その際、(1)過去の出来事がどのように現在の合衆国社会を形作ってきたのかについて学びつつ、(2)多角的な視点から合衆国の文化・歴史を理解することを目指す。また、(3)手紙、図表、画像、映画、ドキュメンタリーといった様々な史料に多く触れることによって、英語を読解・分析する力を養う。
 総じて、本科目は英語英文学科のカリキュラム・ポリシーに基づき、英語圏文化への理解を深めることを通して、3、4年次から始まる専門分野の学修を準備するものである。
 
授業内容 Course Content
「自由」の国アメリカ?
 南北戦争以降のアメリカ合衆国の歴史と文化について、「自由」という概念を基に議論する。誰がどのようにこの言葉を使ってきたのか。その言葉の意味はどのように変化し、その変化が「アメリカ」のどのような変貌を示唆していたのか。政治経済・外交における連邦政府の役割にとどまらず、人種・エスニシティ、階級、ジェンダー、宗教といった視角から一般の人々の生活様式や思想・イデオロギーの変化に迫る。「アメリカ」がこれまで見せてきた色々な姿を見ながら、今の問題を考える手立てとする。
 
授業計画 Course Planning
 各回の進度は以下のように予定しているが、実際の進度は履修者の習得具合に応じて変更することがある。
 予習として、(1)毎週ノートを自主的にとり、(2)分からない用語・語句については自分で可能な限り調べてくることが不可欠である。
 復習として、授業中に出てきた疑問点やコメントについて考察すること、授業全体やそれ以外の知見との関連について確認し、学んでおくことを勧める。

第1回 導入――「アメリカ」とは?
第2回 南北戦争後のアメリカ――奴隷制廃止と「国民の創生」?
第3回 西部劇のアメリカ――先住民、カウボーイ、個人主義
第4回 「移民国家」アメリカ――「自由の女神」?
第5回 帝国としてのアメリカ――「自由の帝国」?
第6回 女性たちのアメリカ――「自由」を求める戦い
第7回 世界恐慌下のアメリカ
第8回 第二次世界大戦とアメリカ
第9回 冷戦と「黄金時代」の到来
第10回 激動の時代――公民権運動とベトナム戦争
第11回 「保守化」するアメリカ
第12回 アメリカと世界(1)――日本とアメリカ
第13回 アメリカと世界(2)――ラテン化するアメリカ
第14回 21世紀の「アメリカ」
第15回 まとめ、期末試験について
 
授業運営 Course Management
 詳細については初回授業時に改めて説明するが、基本的には講義形式である。習熟度の確認を目的に、適宜、小テストを行う。また、コメントペーパーの提出を求める。
 学期末に試験を行う(持ち込み不可)。復習として、毎回の講義ノート、配布史料、および課題文献を読み直してくること。
 
評価方法 Evaluation Method
 平常点(小テスト、コメントペーパーなど、40%)、期末試験(60%)に基づく。
 
オフィスアワー Office Hour (s)
 授業前。または火曜3限など、アポイントメントをとること。
 
使用書 Textbook (s)
有賀夏紀『アメリカの20世紀(上)』[中公新書]
有賀夏紀『アメリカの20世紀(下)』[中公新書]
回ごとに適宜レジュメ・史料などを配布する。
参考書 Book (s) for Reference
古矢旬『アメリカニズム――「普遍国家」のナショナリズム』[東京大学出版会]2002
Eric Foner,The Story of American Freedom,Norton,1998

 
 
 
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