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 授業科目
 Course Title
比較言語文化特殊講義J2
Lectures in Comparative Linguistics and Cultures J2
 担当者
 Instructor
准教授 熊谷 謙介  後学期 火曜日5時限/火曜日6時限
 単 位
 Credit
2

到達目標 Target to be Reached
 欧米言語文化専攻のカリキュラム・ポリシーに従い、以下を到達目標とする。
 本講義の到達目標は、現代という時代の諸問題を考える上で必要な「現代思想」というツールを提供することで、文学研究や文化研究を進める受講生の研究の土台となることである。
  また、外国語学研究科・欧米言語文化専攻カリキュラム・ポリシーに従い、体系的に専門的な知識を身につけることができるようにカリキュラムを編成しており、本講義はその中で、比較言語文化コース科目として、他の比較言語文化科目と関連づけられ、また学士課程教育をふまえながら、ヨーロッパ文学・文化、表象文化論の知識・分析技法を身につけるようにする役割を持つ。
 
授業内容 Course Content
 20世紀以降の言語論やメディア論の変容を紹介した、石田英敬『現代思想の教科書』を一緒に読みながら、ソシュールやフーコーなどの思想の意味を理解することで、複雑な姿を示す現代の社会状況や文化表象についてどのようにアプローチすべきかを考えていく。
 
授業計画 Course Planning
 各回のテーマは以下の通り(『現代思想の教科書』各章タイトルに対応)。予習として、次の授業の範囲の文章を読むだけでなく、そこで言及されている文献を調べてくること。復習として、関心をもった領域について調査を学期中から始め、最後の授業でレポートを提出することが求められる。

1.ガイダンス(シラバスの記載事項について確認する)・オリエンテーション、「現代思想とは何か」―イントロダクション
2.「言語の世紀」の問い(ソシュール)
3.記号とイメージの時代(パース)
4.無意識の問い―「フロイトの発見」以後
5.文化の意味―「構造主義革命」以後
6.「欲望とは何か」―欲望と主体
7.「権力と身体」―権力と主体化
8.「社会とは何か」―象徴闘争と社会場
9.情報とメディアの思想―「メディアはメッセージ」
10.文化産業と想像力―想像の未来
11.「戦争について」―戦争はなぜ終わらないのか
12.「宗教について」―宗教の回帰を問う
13.ナショナリズムと国家―ナショナリズムを克服する
14.差異と同一性の共生原理―ジェンダー、マイノリティ、クレオール、マルチチュード
15.総括と展望―新しい人文知のために、全体討議・まとめ
 
授業運営 Course Management
 テキストの講読が中心だが、講義形式による補足も随時行う。現代思想のエッセンスを紹介する著作のため、それを受講者の関心に沿って肉付けすることが求められる。扱うのは文庫本一冊であるが、論じられている問題は多岐にわたっているので、これについても一緒に考えていこう。
 
評価方法 Evaluation Method
 授業内の講読、議論への積極的な参加60%、レポート40%。
 
オフィスアワー Office Hour (s)
 質問・相談などは授業後、あるいは月曜・木曜の昼休みに研究室(17-311)で受け付ける。研究室のポストも利用可。メールでも受け付ける(kumagai20060119@yahoo.co.jp)。
 
使用書 Textbook (s)
石田英敬『現代思想の教科書』[筑摩書房(ちくま学芸文庫)]2010
 初回のガイダンスの後に購入してもかまいません。
参考書 Book (s) for Reference
 授業内で指示。
 
 
 
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