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 授業科目
 Course Title
英語学特殊講義A2
Lectures in English Language Linguistics A2
 担当者
 Instructor
教授   辻子 美保子  後学期 木曜日5時限/木曜日6時限
 単 位
 Credit
2

到達目標 Target to be Reached
 欧米言語文化専攻のカリキュラム・ポリシーに従い、以下を到達目標とする。
 本講義の到達目標は、受講生が、統率・束縛理論の枠組みにおける生成文法理論の基礎―特に、移動現象(主部移動・名詞句移動・WH移動・その他の移動)に関する理論、空範疇理論、比較統辞論(原理とパラメータ理論・英語と日本語の比較統辞論)、意味部門とのインターフェイスに関する基本的な考え方を身につけることである。
 また、外国語学研究科欧米言語文化専攻のカリキュラム・ポリシーに従い、英語教育・英語学コースについても様々な分野の優れた専門知識と研究能力を身に付けることができるように編成されており、本講義はその中でも言語学に関する専門知識と理論的探究能力を涵養する役割を持っている。
 
授業内容 Course Content
音と意味とを関連づける心的メカニズムとして文法を捉え、それがヒトに生得的な能力であると主張する生成文法理論は、現代言語学の中で極めて重要な言語理論である。この講義では統率・束縛理論の枠組みにおける生成文法理論を構成する基本的な諸原理(移動に関する理論、空範疇原理、パラメータ理論)を押さえ、また、より最新の極小主義モデルの導入も行う。
 
授業計画 Course Planning
各回の講義内容は、次のように予定しているが、時間の関係等で若干前後する場合もある。予習としては、指定された部分を予め読んでから授業に臨むこと。復習としては、講義時に示した理論を日本語等の言語に当てはめて考察してみることを勧める。

1.イントロダクション: シラバス記載事項についての確認。生成文法の基本的概念について。
2. 移動に関する理論 (1)主辞移動
3. 移動に関する理論 (2)名詞句移動
4. 移動に関する理論 (3)WH移動
5. 移動に関する理論 (4)その他の移動現象(かき混ぜ等)
6. 移動に関する理論 (5)移動に関する制約
7. 空範疇原理 (1)移動現象と痕跡の分布
8. 空範疇原理 (2)WH移動における言語間の相違
9. 空範疇原理 (3)WH移動における項と付加詞の相違
10. 比較統辞論 (1)原理とパラメータ理論
11. 比較統辞論 (2)英語と日本語の比較統辞論
12. 比較統辞論 (3)ミクロパラメータとマクロパラメータ
13. 極小主義モデル (1)極小主義モデルへの転換
14. 極小主義モデル (2)極小主義モデルの基本的概念
15. 総論
 
授業運営 Course Management
この授業は基本的には講義形式で進めていくが、理論的・経験的問題についてのディスカッションも取り入れていく。

 
評価方法 Evaluation Method
授業内におけるディスカッションの内容、及び、学期末に提出される報告書(review article)により評価する。報告書については、指定された論文(移動に関する理論、空範疇原理、比較統辞論、極小主義モデルに関するもの)のリストから論文を1つ選び、その論文を論評してまとめたものを提出すること。

 
オフィスアワー Office Hour (s)
質問、等々は授業終了後、その場で受け付ける。
 
使用書 Textbook (s)
開講時に指示する。

 
 
 
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