[前へ戻る]
   

 授業科目
 Course Title
異文化間コミュニケーション
Intercultural Communication
 担当者
 Instructor
教授   杉田 弘也  前学期 火曜日3時限
講師   八尾 祥平  前学期 火曜日3時限
 単 位
 Credit
2

到達目標 Target to be Reached
本講義の到達目標は、受講生が、①文化や言語また国際社会に関してこれまで抱いてきた先入観を突き崩し、より深い意味で異文化間コミュニケーションを理解すること、②そのための基礎的な視点や知識を身につけることである。


 
授業内容 Course Content
本講義は、2名の担当者による分担形式で構成される。
 華僑華人研究を専門とする八尾は、移民を題材に「家族」「宗教」「民族」のあり方の多様さを通じて、自己と他者をめぐる問題を掘り下げる。オーストラリア政治を専門分野とする杉田は、マイノリティとの共存や和解を通じた多文化主義社会のあり方を考える。
 これまで学ぶ機会が少なかったと思われる地域の具体的事例を通して、異文化理解や異文化共存、コミュニケーションの問題へと議論を拡げていきたい。このほか、教育、テレビメディア、男女差など身近な話題も取り上げるので、自分自身の問題として考えを深めてもらいたい。
 
授業計画 Course Planning
八尾担当分7回
1)家族Ⅰ
  アメリカ系台湾人移民の結婚をめぐる映像を紹介し、家族をめぐる自己と他者の問題を取り上げる。
2)家族Ⅱ
  前回紹介した映像を「ジェンダー」という観点から分析するとどのような問題がみえるかを解説する。
3)宗教Ⅰ 
  イスラエル/パレスチナの子ども同士による交流を描いた映像を事例として取り上げ、解説する。
4)宗教Ⅱ 
   前回紹介した映像をもとに自己/他者が歴史的に形成されるメカニズムとその問題点を解説する。
5)民族Ⅰ
   かつて海外進出した日本人を描いた映像を取り上げ、当時の多民族間の問題について解説する。
6)民族Ⅱ
  前回紹介した映像をもとに日本における自己/他者の境界変動のメカニズムを歴史的に解説する。
7)民族Ⅲ
  鷺沢萠「ほんとうの夏」を取り上げ、「自己」の民族的なルーツが「他者」となる事例を解説する。

杉田担当分7回
ハンドアウトは、授業3日前までにdotCampusにアップするので、各自ダウンロードし、予習として目を通すようにしてください。
1)多文化社会と多文化主義
  多文化主義とはどのような考え方なのか、多文化社会と多文化主義社会との違いについて学ぶ。
2)白豪主義から多文化主義へ
  オーストラリアは、どのようにして世界で最も成功した多文化主義社会へと発展したかを考察する。
3)オーストラリアの多文化主義社会が示す未来
  今日のオーストラリアの多文化主義は、どのようなものか、ここから私たちは何を学ぶことができるかを考える。
4)先住民族の問題
  オーストラリアは19世紀末イギリスの侵略によって作られた入植社会であるが、先住民族はどのように扱われてきたかを検証する。
5)先住民族との和解
  歴史認識の問題である先住民族と字先住民族との関係をオーストラリアがどのように乗り越えてきたかを学ぶ。
6)戦争の記憶
  受講生の圧倒的多数を占めるであろう日本人が直面しなければならない歴史問題について、オーストラリアとの関係から考察する。
7)スポーツとレイシズム
  「スポーツ大国」オーストラリアが、スポーツにおける人種問題にどう対応してきたかを例として、何を学ぶことができるか考える。

総括1回 
 両担当者の授業内容を復習しながら、各受講者が本講義で学んだことを総括する。

 
授業運営 Course Management
・受講生は2つのグループに分かれ、8回目の授業で講師が交代する。ただし、各受講生の教室は、前半と後半で変わらない。
・授業中の私語、携帯電話やスマートフォンの使用、無用な出入りは禁止する。
・異文化の具体的な姿に触れるために、映像や写真資料などを用いるよう心がける。
・テキストは指定しないが、参考文献については授業中に適宜紹介する。


 
評価方法 Evaluation Method
必修科目のため、平常点は評価の重要な基準となるので注意されたい。
期末試験期間に、八尾、杉田それぞれが同一時間内に試験を実施する予定。
成績評価は、平常点と試験をあわせて総合的に判断する。
 八尾の評価基準は、成績評価は、平常点と試験をあわせて総合的に判断する。
 杉田の評価基準は、学期末の試験(67%)およびリアクション・ペーパーを中心とした平常点(33%)で評価する。
2名の教員が50点満点でそれぞれ評価して合算する。

 
オフィスアワー Office Hour (s)
杉田:原則として火曜日と水曜日の昼休み。
なお、講義後にもその場で受け付ける。

 


 
 
 
[前へ戻る]