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 授業科目
 Course Title
国際会計特講
Advanced Studies in International Accounting
 担当者
 Instructor
教授   照屋 行雄  後学期 木曜日2時限
 単 位
 Credit
2

到達目標 Target to be Reached
 本講義の到達目標は、受講生が、①国際会計に関する問題領域の全体を正しく理解すること、②IFRS(国際財務報告基準)の公表す
る概念フレームワークを理解すること、③公表されたIFRSの代表的な基準書についてその体系を理解すること、におかれる。

 
授業内容 Course Content
 企業活動のボーダレス化や金融・証券市場のグローバル化が進展する状況の中で、国際会計の重要性がますます強く認識さ
れるようになっている。これは、企業会計のグローバル・スタンダード(世界標準)を確立することによって、各国会計制度
の相違に基づく財務情報の差異をできるだけ挟め、各種利害関係者の意思決定の質を世界的規模で高めようとする時代的要請
を背景とするものである。現在、企業会計の国際的共通化(会計基準の国際的コンバージェンス)が急速に進められているが、
その意味と根拠を改めて考察し、公表されたIFRSの体系を学修する。併せて、各国の会計制度や会計実務の比較検討も行う
こととする。
 予習としては、指定された教科書や資料を授業回ごとに事前によく読んで、授業当日の学修に備えること。特に、報告担当
の項目については事前の十分な研究を行い、質疑応答に応えられるようにすること。また、復習としては、授業回ごとに教科
書や学修内容を再度確認して、内容の理解を確かなものにしておくこと。
 
授業計画 Course Planning
 本講義は、全体で15回に分けて行い、それぞれ次ような内容で講義する予定である。なお、初回の講義に当たりシラバスの記載事項についての確認を行う。
1 国際会計の領域と方法  1)国際会計の問題領域 
                  2)国際会計の研究方法
2 国際的コンバージェンス 1)コンバージェンスの必要性 
                  2)コンバージェスの方式
3 会計制度の国際比較(1)1)英・米・EU等の制度比較  
                  2)中国・韓国・アジア諸国・日本の制度比較
4 会計制度の国際比較(2)1)財務諸表の体系比較 
                  2) 連結財務諸表制度の国際比較
5 会計実務の国際比較    1)会計実務の国際比較 
                  2)ディスクロージャー制度
6 会計基準の形成(1)    1)会計基準役割と性格 
                  2)会計基準の形成方法(デュー・プロセス)
7 会計基準の形成(2)   1)企業会計基準委員会の組織と活動 
                  2) 「企業会計基準」の公表と体系 
8 国際財務報告基準(1)  1)国際会計基準の開発主体 
                  2)IASBの組織と活動 
                  3)IASの性格
9 国際財務報告基準(2)  1)財務報告概念フレームワーク 
                 2)IFRSの公表と内容(第1号~第6号)
10 国際財務報告基準(3)  1)IFRS第7号~第11号 
                 2)IFRS第12号~13号および公開草案
11 会計情報の比較可能性 1)IASBの対応 
                 2)比較可能性と経理自由
12 国際財務報告基準の導入(1) 1)アドプションの時期と方法 
                     2)金融商品取引法会計の対応 
13 国際財務報告基準の導入(2) 1)会社法会計の対応  
                     2)中小企業会計への影響
14 会計監査制度の国際化(1)  1)財務諸表監査制度の国際比較  
                     2)会計監査の国際標準 
15 会計監査制度の国際化(2)  1)公認会計士制度の国際的共通化 
                     2)公認会計士教育の共通化

 
授業運営 Course Management
 広く国際会計の論点を明らかにすることにつとめるが、特に今年度は国際財務報告基準の開発のデュー・プロセスと各国へ
のIFRSの導入に関する様々な課題について検証することを主たる目標とする。報告の分担を決め、報告レジュメに従って受講生が報告する形式で授業を運営することとする。

 
評価方法 Evaluation Method
 成績の評価は、①講義中の受講態度等、②テーマに対する研究状況、および③レポートの提出状況を総合して評価する。配点は、原則として①が30%、②が40%、および③が30%の割合とする。
 
オフィスアワー Office Hour (s)
 質問や相談等は、随時、教室または研究室で受け付ける。
 

参考書 Book (s) for Reference
照屋行雄『財務会計の理論』初版[中央経済社]2015年
照屋行雄『企業会計の構造』初版[税務経理協会]2001年

 
 
 
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