[前へ戻る]
   

 授業科目
 Course Title
中国歴史研究
Chinese History 
 担当者
 Instructor
教授   孫 安石  後学期 月曜日1時限
 単 位
 Credit
2

到達目標 Target to be Reached
 本講義の到達目標は、受講生が、近現代中国に関する様々な論説を読み、授業で発表し、将来の修士論文の作成のための素材をどのように集めるか、を習得することを目標とする。活発な議論を通して、従来の論文と先行研究に対する批判的観点を獲得してほしい。


 
授業内容 Course Content
 日本の中国近現代史研究のレベルは戦前、戦後を合わせて極めて高い。具体的なテキストは参加者の顔ぶれが確定したときに再度調整すが、今年度の講義では日本側の中国に関連する優れた先行研究を紹介しつつ、その中で代表的な著作を選び、輪読も試みる。その過程で先行研究を批判的に読む訓練を行いたい。また、大学院の勉強において必要なレポートの書き方(テーマ、論証、結論)についても指導する。日本人参加者には中国語のテキストを、中国人参加者には日本語のテキストを読む訓練を行う。中文テキストは『中国歴史』(2002年、中国語)と『上海城市社会生活史シリーズ』を、日文テキストは『シリーズ中国近現代史』(岩波新書、2010年)を使う。
 
授業計画 Course Planning
 大学院において勉強することの意味を含め、最初の何回の時間は中国近現代史研究や日本側の先行研究についてレクチャーを行う。各自の研究分野が異なっても、中国近現代史に関する基本的な知識はこと欠かせない。また、学部の歴史特講の授業も履修することを勧める。また、学部の3,4年生が行う上海メディア教材などにも協力をお願いすることがある。

1.シラバスの記載について確認する。その上、中国近現代史の理解のためにどのような学習が必要か、について講義する。図書館、研究機関などについても紹介する。
2.日本の中国研究について議論する。
3.『社会主義への挑戦』-戦後復興と冷戦について考える。一部、ビデオを視聴し議論する。
4.『社会主義への挑戦』-大躍進と文化大革命について議論する。
5.『社会主義への挑戦』-施行錯誤する社会主義について学ぶ。
6.『中国歴史』-文化大革命の再評価について考える。
7.『中国歴史』-改革開放の再評価について議論する。
8.『中国歴史』-民族団結の問題について学ぶ。
9.『中国歴史』-香港と台湾問題とは何かを考える。一部、ビデオを視聴する。
10.『中国歴史』-日本と米国、ASEAN外交について学ぶ。
11.中国現代史を読む-春闘の最前線ー香港の事例について考える。
12.中国現代史を読む-中国の有機野菜ー北京と上海の事例について考える。一部、ビデオを視聴する。
13.中国現代史を読む-北京の車事情についてビデオを視聴し、議論する。
14.まとめと議論-現代史と中国研究とは何かについて最新の動向について学ぶ。
15.まとめと総括-中国歴史研究と現代史について引き続き議論する。

 
授業運営 Course Management
 受講生には感想文、または、質問表の作成などを求める。質問には必ず回答し、教員と学生の双方が意見を交換する機会にしたい。受講者には問題意識と学習意欲をもって毎回の授業に臨んでほしい。
 
評価方法 Evaluation Method
 毎回の授業に対する取り組みを総合的に評価する(報告準備40%、報告40%、コメントシート20%)。欠席が5回以上の場合は、評価の対象としない。
 
オフィスアワー Office Hour (s)
月曜日~木曜日9時~16時までは研究室(20号‐452室)へ。質問や指摘は講義後にもその場で受け付ける。
 


 
 
 
[前へ戻る]