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 授業科目
 Course Title
比較言語文化特殊講義H1
Lectures in Comparative Linguistics and Cultures H1
 担当者
 Instructor
准教授 山根 麻紀  前学期 火曜日4時限/火曜日6時限
 単 位
 Credit
2

到達目標 Target to be Reached
本講義の到達目標は、受講生が;
1. 第二言語習得・第二言語文処理研究の基盤となる基礎知識を得ること
2. 第二言語文処理研究の重要な先行研究に触れ、自らの研究の方向性を定められるようにすること
の2点である。

 
授業内容 Course Content
この講義では、生成文法派第二言語習得研究(White 1989, 2003他)から派生した、第二言語習得の文処理(sentence processing)研究に触れ、第二言語学習者が、どのように中間言語文法を使って文を処理するか(あるいは中間言語文法で第二言語の文を処理するのは可能なのか)、また、文処理に際してかかる負荷が第二言語習得に与える影響は何か、といった問題を扱う。加えて、この分野の研究に必要な、他の言語学・心理学系分野の研究ついても扱い、それらを広く学んでゆく。
 
授業計画 Course Planning
講義は輪読中心に進められる。履修者にはある程度の生成文法の知識があることが必要である。
テキスト担当箇所を必ず予習し、レジュメを作成してくること。また、テキスト以外の参考資料も扱うので、各自読んで理解を深めること(ちなみに、テキストも参考資料も英文である)。

1. イントロダクション1:「文法」とは何か -- 生成文法派言語学の考え方
2. イントロダクション2:「文処理」とは何か -- さまざまなアプローチ
3. 「文法」と「文処理」の関係1:これまで提唱されてきたモデル
4. 「文法」と「文処理」の関係2:実験方法・その他の周辺領域
5. 動詞と主語の一致1:統語理論のまとめ
6. 動詞と主語の一致2:母語の文処理
7. 動詞と主語の一致3:第二言語の文処理
8. 動詞と主語の一致4:これからの文処理研究の方向性
9. 長距離WH依存関係:統語理論のまとめ(極小理論以前)
10. 長距離WH依存関係:統語理論のまとめ(極小理論以降)
11. 長距離WH依存関係:母語におけるWH移動の習得
12. 長距離WH依存関係:母語のWH依存関係の処理
13. 長距離WH依存関係:第二言語におけるWH移動の習得
14. 長距離WH依存関係:第二言語におけるWH依存関係の処理
15. まとめと考察
 
授業運営 Course Management
各受講者が文献の担当箇所のレジュメを作成し・それを発表する。それを受けてディスカッションをし、内容を補足・発展させるという形で講義を進める。
 
評価方法 Evaluation Method
授業でのレジュメの完成度・および発表の完成度(各50%の割合)で評価する。
 
オフィスアワー Office Hour (s)
開講時に連絡する。
 
使用書 Textbook (s)
Juffs and Rodoríguez,Second Language Sentence Processing,2015


 
 
 
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