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 授業科目
 Course Title
言語処理工学特論
Natural Language Processing
 担当者
 Instructor
教授   松澤 和光  後学期 火曜日5時限
 単 位
 Credit
2

到達目標 Target to be Reached
 受講生が、本講義の到達目標は、受講生が自然言語処理技術の基本的原理を理解し、プログラミングを通じてその実際的処理方法を経験し、さらに最新の技術開発状況を把握して、将来の技術展望を得ることにある。
 
授業内容 Course Content
 インターネットの目覚ましい発展は、コンピュータに処理可能な形での膨大な言語情報を全人類に提供しており、それを効率よく処理する社会的要求・期待も未だかってないほど高まっている。人間が使う言語をコンピュータに理解・処理させるための様々な理論や技術は、人工知能技術の一大分野、あるいは人工知能と比肩し得る分野として様々な研究が活発に行われており、電子情報系の技術者・研究者にとっても必須の知識となってきた。本講義ではこの自然言語処理技術について解説し、「言葉を科学する」ことの工学的な意味を考察する。
 
授業計画 Course Planning
 具体的な講義項目は以下の通りである。授業全般の予習として、学部時代に習ったC言語におけるポインタの機能と、それを用いたデータ構造の作成について良く理解しておくこと。また、復習としては授業で提示された言語処理の諸アルゴリズムを具体的にプログラミングしてみることを勧める。

1.ガイダンス/本授業の学び方:本講義の概要、プログラミング・スキルの確認。シラバス記載事項について確認する。
2.テキスト操作1):文字処理用のデータ構造、復習:木構造を扱う関数を設計する。
3.テキスト操作2):文字列探索アルゴリズム、復習:文字列探索プログラムを実装する。
4.言語処理プログラミング1):基本的な仕組み、復習:Perl作業環境を整える。
5.言語処理プログラミング2):テキスト処理の初歩、復習:正規表現・ハッシュを利用する。
6.言語処理プログラミング3):テキスト処理の応用、復習:テキスト処理の応用を計画する。
7.言語と文化:自然言語処理の社会的意味、復習:英語学習体験を振り返り、異文化を考察する。
8.言語処理の基礎技術1):チョムスキーの光と影、復習:生成文法について調査・確認する。
9.言語処理の基礎技術2):オートマトンと言語理論、復習:チューリングマシンについて調査・確認する。
10.言語処理の基礎技術3):文字コードを巡る諸問題、復習:ユニコードについて調査・確認する。
11.意味の理解1):翻訳技術、復習:現状技術ン問題点を整理する。
12.意味の理解2):要約技術、復習:現状技術ン問題点を整理する。
13.意味の理解3):対話処理、復習:現状技術ン問題点を整理する。
14.意味のデータベース、復習:概念ベースの応用を考える。
15.全体のまとめ:自分の研究テーマへの言語技術の応用を考え、課題レポートを作成する。
 
授業運営 Course Management
 教科書は使用せず、授業計画に従ってスライド(PowerPoint)により講義を行う。また、講義内容に関する履修者相互の討論も行う。
 
評価方法 Evaluation Method
 コンピュータプログラムを含む課題レポートにより評価する。指定された条件を満足するかだけではなく、独自のアイデアや新しい提案を積極的に評価する。
 
オフィスアワー Office Hour (s)
月曜・木曜昼休みのヘルプデスク(23号館1階ロビー)、またはEメールで予約し研究室(23-624)へ
matsuzawa@kanagawa-u.ac.jp
 
使用書 Textbook (s)
なし
参考書 Book (s) for Reference
天野 ほか『自然言語処理』[オーム社(IT Text)]2007

 
 
 
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