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 授業科目
 Course Title
色彩心理学
Color and Psychology
 担当者
 Instructor
講師   内川 惠二  後学期 水曜日4時限
 単 位
 Credit
2

到達目標 Target to be Reached
 (1)色の不思議さや面白さに気づくこと、(2)色が見える原理および色の見えの変化について理解すること、(3)色を表わす方法について学ぶこと。
 
授業内容 Course Content
 「色」は私たちの身の回りに当たり前のように存在している。光の色もあるし、物体の色もある。色はその光や物に付いているものであるように見えるが、色は物理的に測れるものではなく、人間の「感覚」である。色を正しく理解するためには、色がどう見えるか、どう変化するかといった現象的な色の見えのから、眼—脳系内での色を見る心理メカニズムまでを理解する必要がある。本授業では、色知覚メカニズムについての知識を獲得し、それがどう機能して色が見えるのかを学ぶ。ここでは「色」と「色彩」とを区別せず、慣例にしたがって使い分ける。

 
授業計画 Course Planning
 各回の授業内容は一応次のように予定しているが、時間と内容の関係で若干前後する場合もある。予習としては、各項目についてテキストや参考書を予め読んでくること、分からない用語について自分なりに調べてみることが必要で、復習としては、授業で学んだ内容を考察すること、理解ができていない部分を質問することを勧める。
1.ガイダンス/色とは何か
 シラバスの記載事項の確認をして本授業の内容を概観するとともに、色が感覚であることを理解する。
2.光を見る
 光の検出特性を知り、色を学ぶ基礎知識を獲得する。
3.等色
 任意の光と等色するための原則を学ぶ。
4.光の色を見る-3色説
 光の違いの信号が網膜内の錐体視細胞で生起することを学ぶ。
5.光の色を見る-反対色説
 錐体視細胞で生起した色の原信号がその後に続く処理過程で「色」になることを理解する。
6.色の表現-混色
 加法混色と減法混色について理解し、色を作るための原則を知る。
7.RGB表色系とCIE表色系
 光の表色システムの基礎を学ぶ。
8.中間テストおよび解説/質疑応答
9.カラーオーダーシステムと均等表色系
 表面色の基本である色の3属性を理解するとともに、表色系について学ぶ。
10.表面の色を見る
 表面の色は照明光に依存しないという色の恒常性について理解する。
11.色のカテゴリーと記憶
 基本カテゴリー知覚特性と色の記憶特性について学ぶ。
12.色の個人差
 色覚異常の特性や加齢による色の見えの変化を知る。
13.動物が見る色
 人間以外の動物の見る色について理解する。
14.色と他感覚
 色の共感覚やサーカディアン(概日)リズムの特性を知る。
15.まとめ
 これまでの授業の内容をまとめ、質疑応答をする。


 
授業運営 Course Management
テキストと授業内容に関連する資料を用いる。授業の理解を進めるために、毎回、小問題に解する。
 
評価方法 Evaluation Method
中間テストおよび期末試験(評価全体における割合60%)と各回の小問題(同40%)を総合して行う。
 
オフィスアワー Office Hour (s)
 授業終了後、その場で、あるいはメールでも受け付ける。
 
使用書 Textbook (s)
内川惠二、篠森敬三編『講座感覚・知覚の科学 視覚 I 』[朝倉書店]2007年

参考書 Book (s) for Reference
内川惠二著『色覚のメカニズム-色を見る仕組み』[朝倉書店]1998年

 
 
 
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