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 授業科目
 Course Title
スペイン語圏文化特殊講義D1
 
 担当者
 Instructor
講師   岩根 圀和  前学期 水曜日2時限
 単 位
 Credit
2

到達目標 Target to be Reached
スペイン17世紀はバロックの最盛期であり、とりわけ演劇の分野で世界に冠たる傑作を多数生み出してきた。
なかでも三大巨匠と目されるローペ・デ・ベガ、ティルソ、カルデロン・デ・ラ・バルカを中心にその代表作
を読み込む。そこから当時のスペイン社会を席巻していた思想、文化などのテーマを各自の興味に応じて抽出
して後、それに関する可能な限りの論文を英文、西文で閲覧することを目標とする。

 
授業内容 Course Content
17世紀スペイン古典演劇には膨大な数の演劇作品が登場するが、その幾つかを詳細かつ正確に読み解く。同時に当時のスペイン社会の思想、風俗、習慣ならびに歴史の背景を理解することにも努める。これによって当時のスペイン人が何を考え、どこに価値を置いていたかを学ぶことに努める。
 
授業計画 Course Planning
おおよそ次の予定でおこなう。

1. シラバス記載事項の確認。Lope de Vegaから『Fuente Ovejuna』を読む
  第一幕から講読を始める。
2. 第一幕の講読継続
  事件の発端にかかわる歴史的内容の理解。
3. 第二幕、内容の演劇内容のまとめ
  事件の展開と疑問点ならびにその評価を検討する。
4. 第二幕の継続
  事件のさらなる展開とイサベル女王時代の歴史背景の確認。
5. 第三幕、事件の収束から結末へ
  領主とカトリック両王との確執の真実と演劇とのかかわりを検証する。
6. 第三幕読了
  全体のまとめならびに作品の意義。後世にどのような影響を残したかの確認。 7
7. ティルソ・デ・モリーナの『セビーリャの色事師と石の招客』の講読
  作品の構成とその歴史背景を確認する。
8. 第一幕講読
  ローペ・デ・ベガの演劇理論の踏襲者であることを検証する。
9. 第一幕の講読継続
  主人公の時間と地理を飛躍した行動の確認。古典主義との比較。
10. 第二幕講読
  主人公の荒唐無稽に見える行動の裏にある真実を探る。
11. 第二幕の継続
  ティルソに見られるバロック的表現の要素をその台詞構成から学ぶ。
12. 第三幕講読
  石像伝説の文献を参照。石像が地獄の使者であることを確認する。
13. 第三幕の継続
  ドン・ファン伝説の成立過程を確認。過った伝説であること、ティルソがこの作品を書いた意味を探る。
14. HR.RR.NRFEなどの論文集から上記2作品に関連する資料を抽出して読む。
15. 上記の討論にもとづいてレポート作成。

 
授業運営 Course Management
まず作品を読みこなすことから始める。ついで関連論文の検索ならびにコピーの手法を学んでそれを読破吸収して各自の見解を持つように努める。
 
評価方法 Evaluation Method
作品の購読ならびにレポートによる
 
オフィスアワー Office Hour (s)
火、水の昼休み。
 
使用書 Textbook (s)
Lope de Vega,Fuente Ovejuna,Castalia
Tirso de Molina,El Burlador de Sevilla y convidado de piedra,Castalia


 
 
 
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