[前へ戻る]
   

 授業科目
 Course Title
情報ネットワーク特論
Advanced Topics in Information Networks
 担当者
 Instructor
教授   森田 光  前学期 月曜日2時限
 単 位
 Credit
2

到達目標 Target to be Reached
 本講義の到達目標は、受講生が、①PCなどからなる通信主体(Entity)が一定の機能を持ち、②いろいろなタイプのネットワーク構成法により結び付けられ、③全体として、目的をもった有機的な集合体であるシステムが構成されることを知る。具体的には、すべての種類を詳細に学ぶことはできないので、要素としての通信プロトコルを中心にとりあげ、受講生は、Entityとネットワークのインターフェースについて個別に学び、例を通じて、到達目標となっている知識を経験的に身につけることになる。
 また、本講義を通じて、受講生は知識の応用に積極的にかかわり、パソコン等の通信プログラミングを通して、スキルも獲得することが望ましい。このため、受講生には、事前準備として、自らのパソコン等のプログラミング環境を整備し、Java等のライブラリ群の調査が求められる。参考として、学部科目の「プログラミング演習Ⅰ・Ⅱ」とWebページ等を用いた事前準備は欠かせない。
 
授業内容 Course Content
 本講義では、使用書(テキスト)を使うが、到達目標が広範囲に及ぶため、書物に基づくインターネットや携帯電話を初めとする情報ネットワークの急激な発展のみならず、最新の課題について議論し学ぶあうことになる。また、プログラミングを通した演習的な側面の知識で共有するため、逐次型というよりはテーマ別の進度とし、授業は、輪講形式とする。
 
授業計画 Course Planning
 本計画では修得範囲を明示するものである。なお、個人の対応として、予習として、①事前に指定された範囲のテキストを読んでおくこと、分からないことについて事前に意識しておくことで、講義に臨むことが効果的である。②輪講を担当した場合、発表資料を準備していくこと、また、復習として、③理解しにくかったことを資料およびノートを通じて納得すること。以下の15項目を1回当たりの知識範囲の目標とする。しかし、到達目標にあるように、スキル的な知識獲得も伴うので、プログラム作成、レポート、調査結果のプレゼンなど適宜挟み、進度に変更を加えことがある

第1回 ガイダンス(シラバス記載事項確認を含む)と概論
    アーキテクチャとモデル(クライアント・サーバー、ピアツーピア、APインターフェース)、標準化
第2回 IPアドレスアーキテクチャ(VLSM, IPv4/IPv6、Unicast/Multicast)
第3回 リンク・レイヤ(LAN/MAN, Virtual LAN/QoS, WiFi, PPP)
第4回 アドレス解決プロトコル(ARP, Proxy, ACD)
第5回 IP(Header, IP Header Field (IPv4/IPv6))
第6回 DHCP(BOOTP)
第7回 NAT(Firewalls, NAT/NAPT)
第8回 ICMP(Encapsulation)
第9回 Broadcasting, Local Multicasting(IGMP,MLD)
第10回 UDP
第11回 DNS
第12回 TCP
第13回 TCP管理
第14回 セキュリティ1(EAP, IPsec, TLS, DNSSEC, DKIMプロトコル)
第15回 セキュリティ2(RSA, DH, ECC, PFS, PRNG, MACプリミティブ)
 
授業運営 Course Management
・授業計画および教科書に従って、受講者は発表内容について準備する。講師はそれに対して、授業時間ごとに学ぶべき重要事項を、具体例をあげながら解説を加える。なお、受講者の興味および知識により、使用書を変更または追加する場合がある。
・出欠をとる。欠席が多いものは単位修得できない場合があるので注意されたい。10分以上の遅刻、ならびに途中退出した場合は、欠席とみなす。
 
評価方法 Evaluation Method
 対象とするテーマについて一定の理解ができたかを判断することにより達成度を評価の50%とする。レポート提出状況、課題に対する応答の度合いなどを評価の残り50%とする。なお、レポートには課題のプログラム作成を含み、動的実行が行われたかどうかを評価項目として加えるので、必ずしも紙の上に表現するレポートの質ばかりを問うものではない。
 
オフィスアワー Office Hour (s)
・月曜日12:10〜12:40、23号館4F411号室。

相談においては、あらかじめ質問内容を明確にし、長時間に及びそうな場合は、Email等で別途予約の上、来訪すること。
 
使用書 Textbook (s)
Kevin R. Fall and W. Richard Stevens『TCP/IP Illustrated, Volume 1: The Protocols』2nd Ed.[Addison-Wesley Professional(Addison-Wesley Professional Computing Series)]2011

参考書 Book (s) for Reference
竹下隆史、村山公保、荒井 透、苅田幸雄『マスタリングTCP/IP 入門編』[オーム社]2007

 
 
 
[前へ戻る]