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 授業科目
 Course Title
生産計画特論
Production Planning
 担当者
 Instructor
教授   松浦 春樹  後学期 火曜日5時限
 単 位
 Credit
2

到達目標 Target to be Reached
 本講義の到達目標は、受講生が、MRPシステムとTOC(制約条件の理論)の計画作成プロセスの構造を座標軸として、実務で出会う個別の生産管理システムの特徴と限界を把握できるようになることにある。この結果、受講者は、たとえば、①MRPシステム、JIT、TOCのしくみを体系的に理解できる、②MRPシステム、JIT、TOCを生産形態との関係を認知できる、③実務で出会う個別の生産管理システムの長短を判断できる。④統合業務(ERP)パッケージ(SAP)の生産計画の論理を体験できる。
 生産管理特論とは独立した内容であるが、管理と計画は同一物の裏表であるので、生産管理特論も併せて履修することが望ましい。
 
授業内容 Course Content
 現行の生産管理システムのとくに計画生成プロセスの構造を学ぶことによって、個々の製造企業の生産管理システムの設計、導入あるいは運用にあたるための素養を養うことを目的とする。計画と管理は表裏一体のものであるため、計画だけでなく管理の観点からの内容も講義内容に含む。随時、今後取り組むべき研究課題を指摘して行く。具体的には、MRPシステムとTOC(制約条件の理論)を基軸として、これらと対比の観点からトヨタ生産方式(JIT)も取り扱う。
 
授業計画 Course Planning
 予習の材料として次回分レジメを事前配布する。参考書などで事前知識を得ておくことが望ましい。復習として実務家向け専門雑誌で紹介される個別の生産管理システムを本講義の枠組みで分析することを勧める。このようなレポートは高い評価を得ることになろう。
1.オリエンテーション:シラバス記載事項の確認、現行の各種生産管理システムの問題点
2.JITとMRPの原点:基本発注方式から両方式を比較する
3.資材所要量計画(MRP):狭義のMRPの論理をまとめる
4.計画の更新:進行状況に応じてMRPがどのように更新されるか
5.能力計画(CRP):計画の階層に応じた方法論を説明
6.ショップフロアコントロール(SFC):MRPの製造活動管理
7.基本生産計画(MPS):計画の要のMPSの立案方法、部品表との関連
8.MRPシステムのトピックス:オーダエントリ、変更管理などのシステム
9.MRPS実習(1):統合業務ソフトウェア(SAP)によるMRPS実体験(1)
10.MRPS実習(2):統合業務ソフトウェア(SAP)によるMRPS実体験(2)
11.MRPS実習(3):統合業務ソフトウェア(SAP)によるMRPS実体験(3)
12.TOCの誕生まで:OPTとしての発祥から、TOCまでの経過
13.ドラム・バッファ・ロープ(DBR)の考え方:タイムバッファなどの概念、生産計画作成を数値例で具体的に説明
14.TOCシステムの概要:TOCでの成果測定尺度、思考プロセスを説明
15.生産管理システムとしてのTOCの位置づけ:TOC、MRP、JITの比較検討、研究すべき課題を解説
 
授業運営 Course Management
 担当教員による講義を中心に進める。毎回、簡単な演習問題を課す。状況に応じて、講義内容についての質疑応答と意見交換を行なう。受講者がとくに関心をもつ領域については、使用書にとどまらずより深く取り扱うように、柔軟な授業運営としたい。毎回、レジメを配布する。SAPによるMRPS実体験では、詳細な手順書を配布する。

 
評価方法 Evaluation Method
授業への参加状況、演習への取組み、レポートなどで総合的に評価する。
 
オフィスアワー Office Hour (s)
研究室在室時随時。
 

参考書 Book (s) for Reference
Vollmann, Thomas E. (EDT),Manufacturing Planning and Control Systems for Supply Chain Management,5TH Edition,McGraw-Hill,2004
Stein, Robert E.,Re-Engineering the Manufacturing System,2ND Edition,Marcel Dekker Inc ,2003

 
 
 
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