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 授業科目
 Course Title
文化比較論(現代文化)
Comparative Cultural Theory (Contemporary Culture)
 担当者
 Instructor
准教授 熊谷 謙介  後学期 月曜日5時限
 単 位
 Credit
2

到達目標 Target to be Reached
本講義の到達目標は、現代のヨーロッパ文化がどのように成立したのかを、移民社会や雑種文化の観点から見ることで、ともに考えていくことである。アジアやアメリカとは異なる価値観を示すヨーロッパを理解する土台を提供するとともに、イスラーム文化やユダヤ文化など、日本ではあまり身近ではないが、これからの世界を生きる上で重要な「マイノリティ」文化についても理解することを目指す。
 
授業内容 Course Content
現代のヨーロッパを考えるうえで、マスメディアや観光ガイドでとりあげられがちな流行をとらえるだけでは不十分である。移民社会であるヨーロッパからはハイブリッドな文化が生み出されており、また文化といっても食や芸術だけでなく、女性の社会参加や環境問題から、ポップスやアニメまで含みこんでいる。またヨーロッパの魅力と同時に、ヨーロッパが抱える問題も見過ごしてはならない。本講義は、歴史的な観点から「なぜヨーロッパが現在のようになったのか?」を探るとともに、日本との比較を通して、両者の文化の相対化をする試みである。
 
授業計画 Course Planning
各回のテーマは以下の通り。予習として、授業内で紹介される参考文献のうち、次の授業のトピックにかかわる部分を読んでくること。復習として、関心をもった領域についてインターネット・新聞雑誌・書籍などによって調査し、レポートの準備をすることが求められる。

1.オリエンテーション:ヨーロッパは「文明」の中心?
2.ヨーロッパ「民族食」文化
3.移民が伝えた料理――カレー、ケバブ、クスクス &ディスカッション「:日本食」の特質とは?
4.移民社会ヨーロッパ
5.ヨーロッパのムスリム・ユダヤ人 &ディスカッション:日本のマイノリティ
6. 「芸術の都」パリはどのようにできたのか?
7.ヨーロッパ美術or日本美術?――南蛮屏風からmangaまで &ディスカッション:ヨーロッパ人にとっての「Cool Japan」とは?
8. ヨーロッパの観光政策――なぜ世界遺産はヨーロッパに多い?
9. ヨーロッパの都市は「美しい」? 
10.旅するヨーロッパ人――他者と出会う経験 &ディスカッション:旧植民地の人々に対してどのように向き合うべきか?
11.ヨーロッパの年中行事――ハロウィン、クリスマス 
12.宗教との共存を目指して &ディスカッション:日本人は無宗教?
13.ヨーロッパの学生のライフスタイル &中間レポート返却:レポートで気をつけるべきこと
14.EUという実験 &ディスカッション:アジア共同体はありうるのか?
15.まとめ:現代ヨーロッパ文化の可能性とは?

 
授業運営 Course Management
講義が中心ですが、毎回授業後にコメントペーパーを書いてもらい、次の回にコメントを紹介・返答しながら授業を進行していく予定です。また授業内でもディスカッションを行うので、積極的な参加を期待しています。また中間レポートを12月初旬まで書いてもらい、それに対するコメントをふまえて学期末に最終レポートを出してもらいます。
 
評価方法 Evaluation Method
レポート70%、コメントペーパー、意見の発表等に見られる授業参加の熱心さ30%。
 
オフィスアワー Office Hour (s)
質問・相談などは授業後教室で、あるいは月曜・木曜の昼休みに研究室(17-311)で受け付ける。研究室のポストも利用可。メールでも受け付ける(kumagai20060119@yahoo.co.jp)。
 
使用書 Textbook (s)
授業中にプリントを配布します。
参考書 Book (s) for Reference
『~を知るための○○章』(明石書店)シリーズ/『世界の食文化』シリーズ(農文協)/内藤正典『ヨーロッパとイスラーム-共生は可能か』岩波新書、2008年。その他の参考書については授業内で指示。
 
 
 
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