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 授業科目
 Course Title
国際文化論(表象)
- イスラームとジェンダー -
International Culture Theory (Representation)
 担当者
 Instructor
助教   大川 真由子  前学期 木曜日3時限
 単 位
 Credit
2

到達目標 Target to be Reached
 本講義の到達目標は、①イスラーム社会が有する普遍性と多様性双方を眼差しながら、イスラームの基礎的な知識を習得すること、②女性やイスラームといった他者の表象の形式(スタイル)を理解し、批判的な視点を獲得すること、③イスラーム文化を学んだうえで、異文化(他者)理解を通じた自文化(自己)理解といった自己省察の姿勢を身につけることである。


 
授業内容 Course Content
 「ムスリム(イスラーム教徒)女性の地位は低い」「彼女たちは抑圧されている」とメディアでは言われることが多いがはたして本当だろうか。イスラームは狭義の宗教の範疇を超えて、社会生活全般を規定するものである以上、彼女たちの地位あるいは彼女たちをめぐる語りはイスラームとの関わりの中で考えていかなくてはならない。本講義の前半では、イスラームやジェンダー論の基本的知識を身につけた上で、後半では、イスラームやムスリム女性が文化的他者としていかに表象されてきたのかを考えていく。
 ジェンダーに限らず、イスラーム社会全般を学びたい学生は後期開講の「国際情勢(アジアA:イスラーム社会論)」を受講することをお勧めする。
 
授業計画 Course Planning
 イスラーム世界のみならず、現在の国際情勢についての知見が求められるため、日頃から新聞やニュースに目を通しておくこと。また時間外学習としては、毎回配布するレジュメにて参考文献を紹介するので、関心をもったテーマの本については積極的に手に取ってほしい。

01. イントロダクション:イスラーム社会のとらえ方
02. 中東の多様性:宗派、民族、言語、衣食住
03. イスラーム入門:六信五行
04. イスラームの教義における女性:誘惑者としての女性と法的権利
05. ジェンダー論入門:ムスリム女性の抑圧論と被抑圧論
06. ムスリム女性の日常生活と地位:「地位」はどうはかられるのか
07. 家族と結婚:一夫多妻制とイトコ婚
08. イスラームとヴェールⅠ:男女隔離とヒジャーブ
09. イスラームとヴェールⅡ:再ヴェール化と現代のヴェール
10. ビデオ鑑賞:パレスティナの女性 
11. オリエンタリズムⅠ:ヨーロッパ絵画とアラビアンナイト
12. オリエンタリズムⅡ:サイードのオリエンタリズム批判
13. セクシュアリティ:名誉殺人と女子割礼
14. イスラームとフェミニズム:西洋フェミニズムのまなざしとイスラームの語られ方
15. 総括および議論

 
授業運営 Course Management
 パワーポイントを使った講義形式とし、担当者のフィールドワークによる映像資料をふんだんに用いる。受講人数によっては授業中のディスカッションも実施したい。
 とくにテキストは用いず、毎回テーマごとのレジュメを配布する。授業内のリアクションペーパーや小レポート(学期中に3-4回を予定)は評価対象となる。
 なお、授業中の私語には厳重に対処する。
 
評価方法 Evaluation Method
 レポート70%、平常点30%(授業内の小レポート)。ただし出席不良の者、およびレポートでの剽窃(ウェブサイトからのコピー&ペーストなど)が認められた場合は評価対象から外れるので注意してください。
 
オフィスアワー Office Hour (s)
前期:木曜日12:15~12:45、後期:金曜日12:15~12:45(大川研究室)
時間の余裕があれば授業終了後の質問も受け付けます。

 


 
 
 
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