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 授業科目
 Course Title
日本文化論(近代文学)
Japanese Cultural Theory (Modern Literature)
 担当者
 Instructor
教授   日 昭二  前学期 月曜日3時限
 単 位
 Credit
2

到達目標 Target to be Reached
 本講義の到達目標は、受講生が、①近代の文芸について学ぶこと、また②その文化学について学ぶ、等などを通じて、文芸と文化の交通をよく身につけられることである。
 
授業内容 Course Content
 この講義では、文芸テキストを読むことを通して、近代日本の文芸ジャンルと文化学との通路について講義する。近代の文芸は、西欧文化の輸入・翻訳と、伝統文化の軋轢・回帰などにより、じつに複雑な様相を呈している。その通路を開くためにいくつかの指標を設定して、日本/近代/文化を構造的な問題として把握する視点を講義する。
 
授業計画 Course Planning
 各回の授業内容は、一応次のように予定しているが、時間の都合で前後することがある。予習としては、まずテキストを読んでくること、また復習としては、テキストの語句・概念などについて、参考書をあたって確かな知見にしておくことを勧める。
1 文芸の文化学とは何か。
   ガイダンスをかねて問題の概観を把握する。
2 吸血鬼幻想とはなにか。 
   「タクシーに乗った吸血鬼」を読む。
3 「国際結婚」の文芸的な表象を考える。
   「母に連れられて荒れ地に住み着く」を読む。
4 近代の公園、あるいは植物園の成立を考える。
   「どんぐり」を読む。
5 「接吻」という文化の国際比較を学ぶ。
   「接吻」を読む。
6 近代的なホテルの成立とその意義を学ぶ。
   「普請中」を読む。
7 稲作と麦の文化を学ぶ。
   「稲作挿話」を読む。
8 小テスト及びその解説。
   これまでに読んだテクストをもとに小テスト(50分)を実施し、その問題点を解説する。
9 近代日本の都市とその文化を学ぶ。
   「檸檬」を読む。
10 江戸と欧羅巴の都市を図像的に比較する。
11 近代外交のトポスを学ぶ。
    「舞踏会」を読む。
12 「選挙」という文化を歴史小説から学ぶ。
   「入れ札」を読む。
13 地図の幻想を学ぶ。
    「地球図」を読む。
14 臨時試験とその解説。
   これまでのテキストを対象に試験(60分)を実施し、採点の基準などを解説する。
15 文芸の文化学とは何か、まとめをかねてふりかえる。
 
授業運営 Course Management
 すべて講義形式とする。テキストを読みつつ、日本の文化について語る、考える、書くなどの実践的な授業となるが、私語は厳禁とする。
 
評価方法 Evaluation Method
 小テスト(20%)と学期末の臨時試験(80%)を合わせて評価する。出席状況は評価の対象としない。
 
オフィスアワー Office Hour (s)
 火曜日12時30分~12時50分。17号館418研究室。
 
使用書 Textbook (s)
最初の授業で指示する。
参考書 Book (s) for Reference
その都度指示する。
 
 
 
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