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 授業科目
 Course Title
社会と人間
- 環境色彩学のアプローチ -
Human in Society 
 担当者
 Instructor
教授   三星 宗雄  後学期 火曜日3時限
 単 位
 Credit
2

到達目標 Target to be Reached
 (1)環境色彩問題がどこにあるか、まず気づくこと、(2)それに対する解決策を学ぶこと,(3)それらを通して、日常生活の中で色彩が持っている影響について考えること。
 
授業内容 Course Content
 2004年12月に景観法が施行されました。それまでは景観保護を目的とする自治体条例に止まっていたのが、景観法の施行によってその実体化が促されることとなりました。自治体の景観条例はこの10年の間に約2倍に増加したことからも分かるように、景観への関心は着実に高まっています。今や景観は客を集めるためのビジネスチャンスとさえなりつつあります。
 景観は環境の視覚的な側面ですので、景観の問題はまた『視』環境の問題でもあります。景観はさまざまな観点から考えることができますが、ここでは景観を構成する大きな要因である色彩の問題を考えていきます。良好な、または快適な色彩環境を作るにはどのようにしたら良いか。これについて考えることがこの授業の目的です。
 周囲と合わない、あまりにも目立ちすぎる色彩は「騒色」と呼ばれ、今や公害の一つにあげられています。そうした騒色を取り除くことは、周囲と調和した色彩環境を作り出す第一歩です。ただ、景観または環境の色彩に対する感じ方は、個人の感性によって異なります。そこにこの問題の難しさの一つがあります。
 今は現実の問題が先行し、そのための確実な解決法が、まだ確立されていないのが実状です。しかし、将来この種の問題がどんどん起こってくると予想されます。その時のために、少し先走って考えてみましょう。
 
授業計画 Course Planning
1. コンセプト「アメニティ」
2. 日本における景観問題
3. 騒色公害について(1):騒色公害とは何か
4. 騒色公害について(2):わが国における三大騒色事件
5. 視覚的欲求と風景の快
6. 色彩学の基礎
7. 色彩の表示システム:マンセル表色系
8. 色彩の調和(カラーコーディネーション)と色彩調和論
9. 環境色彩のデザイン
10. 環境色彩への取り組み(1):横須賀市の取り組み
11. 環境色彩への取り組み(2):横浜市の取り組み(1):横浜みなと色彩計画
12. 環境色彩への取り組み(3):横浜市の取り組み(2):ポートサイド地区
13. 環境色彩への取り組み(4):那覇市の取り組み 
14. まとめ <試験>
15.答案返却 講評
 
授業運営 Course Management
  テキストを用います。プリント類も配付しますが,プリント類は当日の授業中にしか配付しません。少なくとも1回は外部からの講師を招く予定です。試験(授業内試験)は第14回目の授業時に行い,第15回目に点数,コメントを付して返却する予定です。
 *上の予定はどこまでも目安であり、小さな変更はあり得ます。
 
評価方法 Evaluation Method
 授業内試験を行います(評価全体における割合60%)。リポートおよび/または小テストを何度か課します(同40%)。評価はそれらを総合して行います。
 
オフィスアワー Office Hour (s)
 火曜日 16:20~17:50 研究室(17-407室)
 
使用書 Textbook (s)
三星宗雄『環境色彩学の基礎』[マックローリン出版]2006年

参考書 Book (s) for Reference
吉田愼吾『環境色彩計画』[丸善]2005年
石井一郎編著『都市景観の環境デザイン』第2刷[森北出版]2003年
尾崎真理・佐久間彰三『風土色による色彩学のすすめ』[彰国社]2006年

 
 
 
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