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 授業科目
 Course Title
英語圏文学概論B
Introduction to Anglophone Literature B
 担当者
 Instructor
教授   山口 ヨシ子  前学期 月曜日4時限
  後学期 月曜日3時限
 単 位
 Credit
2

到達目標 Target to be Reached
1)アメリカ文学がどのような文学であるのか、その特徴を把握し、自分のことばで表現できる。
2)上記の特徴を語るための具体的な作品とその作者の名前を知り、その代表的な部分の英語を理解するとともに、その意義を
  説明できる。
3)各授業の終わりに、理解できたこと、理解できなかったこと、感想などを整理して文章化できる。
4)授業で紹介された作品のなかから各自好きな作品を一つ選び、その全体または一部を原文で読んで感想をレポートにまとめることができる。
5)上記の目標を達成するための手段として、効果的な講義ノートを作ることができる。
 
授業内容 Course Content
 小説、日記、自伝、体験記、旅行記、手紙など、英語で書かれたさまざまな種類の文献を検証しながら、アメリカという国に生まれた文学がどのようなものであるか、文化的・歴史的コンテクストのなかで浮かびあがらせる。
 
授業計画 Course Planning
 各回次のように予定しているが、学生の反応等によって、多少前後する場合もある。学生は、予習として、授業で配布される代表作品等が印刷されたプリントを少なくとも前もって読んで授業に出席すること。また、復習としては、授業中、理解できなかったこと、興味をもったことを各自参考文献などを利用して調べ、担当教員により有効な質問ができるようにする。
第1回 授業の概略説明 
第2回 アメリカ文学の特徴
第3回 ネイティブ・アメリカン
 太古の昔からアメリカの地に住んでいたネイティブ・アメリカンは、白人たちの植民によってどのような運命をたどり、白人の文学のなかでどのように描かれたか。ネイティブ・アメリカン自身は、自分たちの文化をどのように伝えようとしているか。
第4回 アメリカの自然
 アメリカの広大な自然は、文学作品などでどのように描かれ、アメリカ人の自然風土にどのような影響を与えたか。
第5回 アメリカ文学と奴隷制 反奴隷制文学
 アメリカ文学で初めて100万部売上げた『アンクル・トムの小屋』はどのような小説か。多くの人びとに読まれながら、文学研究の対象とならなかったのはなぜか。
第6回 アメリカ文学と奴隷制 奴隷制擁護の文学(19世紀)
「反アンクル・トム小説」など、アメリカにおいて奴隷制はいかに容認されたか。
第7回 アメリカ文学と奴隷制 奴隷制擁護の文学(20世紀)『風と共に去りぬ』
 20世紀のアメリカ南部で、奴隷制や南北戦争はいかに受けとめられたか。
第8回 アメリカ文学と奴隷制 奴隷たちによる文学
 強制的にアメリカにつれてこられたアフリカ人たちはどのような生活を強いられ、自由への闘争をどのような形で挑んだか。元奴隷の体験記や農園主夫人の日記はどのような問題を訴えているのか。
第9回 女たちのアメリカ
 「信心深く、性的に純潔、男性に従順、そして家庭的であること」が「美徳」されていた19世紀のアメリカ社会のなかで、アメリカン・ガールたちは、どのように精神的・経済的自立を獲得していったか。女子教育はどのような役割を果たしたか。
第10回 Review Quiz  レポートの中間報告。アメリカの都市 
第11回 貧しい人・富める人のアメリカ
 アメリカ社会の格差はどのようにして生まれてきたか。どのような仕組みのなかで富める人は富を蓄積できたか。なぜ貧しい人と富める人との格差が広がるのか。
第12回 移民たちのアメリカ
 世界中からアメリカに移民した人たちは、アメリカの地でどのような苦闘を強いられたか。たとえば、移民たちは、アメリカの都市で、どのような問題に直面したか。
第13回 アメリカの大衆文化
 携帯に便利な小さくて安い本(ダイムノヴェル)は、アメリカ人の意識にどのような影響を与えたか。
第14回 Review Quiz(20問) レポートの中間報告
第15回 まとめ。論述テスト、レポート提出
 


 
授業運営 Course Management
 基本的には講義であるが、代表的作品の抜粋(英文)を読みながら進めるので、予習も必要となる。学生は、講義中、講義後と、各自の興味に従ってノートを作成する。また、授業の終わりにリアクション・ペーパーを書き、提出する(学生が書いたリアクション・ペーパーに対する返答は翌週に行う)。各自の興味に従って選んだ研究テーマをリサーチし、その結果をレポートにまとめる。
 

 
評価方法 Evaluation Method
平常点(Reaction Paper 20%、Review Quiz 2回、30%、論述式テスト30%)とレポート(20%)による。


 
オフィスアワー Office Hour (s)
 月、火の昼休み。
 

参考書 Book (s) for Reference
Baym, Nina, et al.,The Norton Anthology of American Literature, Shorter Version,7th ed.,Norton,2007
 その他については、Suggested Readings のリストを配布する。
 
 
 
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