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 授業科目
 Course Title
ラテンアメリカ研究-2(現代研究)
Latin American Studies (Contemporary Studies)
 担当者
 Instructor
教授   小倉 英敬  後学期 月曜日4時限
 単 位
 Credit
2

到達目標 Target to be Reached
 本講義の到達目標は、受講生が、ラテンアメリカ地域の歴史とグローバル時代の現代ラテンアメリカ地域の現状を知ることによって、より適切な歴史観、世界史観、時代認識を身につけることである。
 
授業内容 Course Content
 本講義では、毎回配布するプリントを通じて、世界システム論から見て脱「新自由主義」化と多極化という世界的な流れの中で、ラテンアメリカ諸国で生じている脱「新自由主義」化の実態を把握するとともに、世界的な現代思想の先端にあるクレオール論と魔術的リアリズムが有する非欧米化時代に向けたラテンアメリカ社会が有する存在感を理解することを目指す。
 
授業計画 Course Planning
 各回の講義内容は次のように予定している。
①オリエンテーション:シラバス確認と本講義の目的を説明する。
②脱「新自由主義」化と多極化:現代社会にみられる二つの傾向である脱「新自由主義」化と多極化の世界的意味を説明する。
③ペルー社会とフジモリ政権(1):ペルー社会に発生した「チョロ」化の現象とフジモリ政権の関係を考察する。
④ペルー社会とフジモリ政権(2):フジモリ政権における新自由主義経済モデルの問題を考察する。
⑤現代ペルー研究:ポスト・フジモリ期のペルー政治・経済の現状を分析する。
⑥現代メキシコ研究(1):NAFTAとEZLNに代表されるメキシコの1990年代の意味を考察する。
⑦現代メキシコ研究(2):21世紀におけるメキシコの経済発展の現状と可能性を考察する。
⑧現代キューバ研究(1):冷戦崩壊後の1990年代~2014年末までにキューバが直面した諸問題について考察する。
⑨現代キューバ研究(2):米国との国交正常化以後のキューバの可能性についてを考察する。
⑩現代ベネズエラ研究:1999年2月にチャベス政権が発足して以降のベネズエラの政治・経済を分析する。
⑪現代ブラジル研究:2003年1月にルラ政権が発足して以降のブラジルの政治・経済を分析する。
⑫現代アルゼンチン研究:2003年5月にキルチネル政権が発足して以降のアルゼンチンの政治・経済を分析する。
⑬クレオール論:世界的な現代思想状況の先端に位置するクレオール論が持つ意味を考察する。
⑭多極化と非欧米化:21世紀半ばに実現すると予想される非欧米化を文学面での「魔術的レアリズム」の意味を考察することで予測する。
⑮非欧米化とラテンアメリカ:21世紀半ばのラテンアメリカ社会を予測する。
 
授業運営 Course Management
 全て講義形式による。なお、授業中の電子機器の使用を禁止する。特に、携帯電話の電源は切ること。
 
評価方法 Evaluation Method
 授業時に適宜実施するミニ・レポート(20%)と、期末試験の成績(80%)を勘案して総合的に判断する。講義を4回以上欠席したものは評価の対象としない。
 
オフィスアワー Office Hour (s)
 月曜日12:00~13:00、水曜日12:00~13:00、金曜日12:00~13:00 20-442において。
 

参考書 Book (s) for Reference
村上勇介他『ネオリベラリズムの実践現場』[京都大学学術出版会]2013年
遅野井茂雄(編)『21世紀ラテンアメリカの左派政権:虚像と実像』[アジア経済研究所]

 
 
 
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