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 授業科目
 Course Title
ラテンアメリカ研究-1(現代研究)
Latin American Studies (Contemporary Studies)
 担当者
 Instructor
教授   小倉 英敬  前学期 月曜日4時限
 単 位
 Credit
2

到達目標 Target to be Reached
 本講義の到達目標は、受講生が、ラテンアメリカ地域の歴史とグローバル時代の現代ラテンアメリカ地域の現状を知ることによって、より適切な歴史観、世界史観、時代認識を身につけることである。
 
授業内容 Course Content
 本講義では、毎回配布するプリントを通じて、周辺部資本主義社会としてのラテンアメリカが、どのような特徴を有する地域として世界史の中に位置づけられてきたかを知ることによって、特に近代以降における歴史的段階における欧米諸国の動向と、その周辺部資本主義社会への影響の諸側面を理解することを目指す。
 
授業計画 Course Planning
 各回の講義内容は次のように予定している。
①オリエンテーション:シラバス確認をして、本講義の目的を説明する。
②ラテンアメリカ史の概観:世界資本主義システム論から見たラテンアメリカ社会の位置を説明する。
③ポスト・コロニアアル時代のラテンアメリカ:19世紀初頭のラテンアメリカ諸国の独立の特徴を整理し、この特徴に規定されたラテンアメリカ諸国の工業化が遅れた理由について考察する。
④メキシコ革命:メキシコ革命が有する欧米諸国の市民革命(ブルジョア革命)やロシア革命の違いを明確にして、その歴史的意味を説明する。
⑤アプラ運動とペルーの1920年代:先駆的なポピュリズム運動であるアプラ運動の実態と社会主義運動との関係を説明する。
⑥カルデナス政権:先駆的なポピュリズム型政権であるメキシコのカルデナス政権の歴史的意味について説明する。
⑦ペロン政権:典型的なポピュリズム型の政権であるアルゼンチンのペロン政権の特徴を説明する。
⑧1968年論:1968年に生じた世界的な現象の特徴を世界システム論の立場からまとめる。
⑨メキシコ1968年:1968年にメキシコに発生した学生運動の歴史的意味を考察する。
⑩ペルー1968年:1968年にペルーにクーデターで成立したベラスコ左翼軍事政権の歴史的意味を考察する。
⑪キューバ1968年:1968年にキューバが採ったチェコ侵略支持とパディージャ事件について考察する。
⑫チリ1968年:1970年のアジェンデ人民連合政権の成立に向けたチリにおける1960年代末の政治状況の歴史的意味を考察する。
⑬パナマ1968年:1968年にパナマに成立したトリホス軍事政権の歴史的意味を考察する。
⑭ブラジル・アルゼンチン・ウルグアイの1968年:これら3ヶ国において1970年前後に登場したゲリラ運動がそれぞれの社会において持った歴史的意味合いを考察する。
⑮1968年現象と中間層論:1968年にラテンアメリカ諸国に生じた諸現象の世界システム論から見た歴史的意味をとりまとめ、r¥さらに国際社会の現状及び近未来において重要性を増している中間層の問題を考察する。
 
授業運営 Course Management
 授業は講義形式で行う。授業中の電子機器の使用を禁止する。特に携帯電話は電源を切ること。
 
評価方法 Evaluation Method
 授業中に実施するミニ・レポート(20%)、期末試験の成績(80%)を勘案して総合的に判断する。講義を4回以上欠席したものは評価の対象としない。
 
オフィスアワー Office Hour (s)
 月曜日12:00~13:00、水曜日12:00~13:00、金曜日12:00~13:00 20-442において。
 

参考書 Book (s) for Reference
カルドーゾ他『ラテンアメリカにおける従属と発展』[東京外国語大学出版会]2012年
岡村宏(編)『「1968年」時代転換の起点』[法律文化社]1995年

 
 
 
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