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 授業科目
 Course Title
社会思想史
- ユダヤ人の思想 -
History of Social Thought 
 担当者
 Instructor
教授   的場 昭弘  後学期 火曜日3時限/火曜日5時限
 単 位
 Credit
2

到達目標 Target to be Reached
 ユダヤ人の思想を学ぶ。ヨーロッパ思想の流れを、ユダヤ人の思想から見ることで、キリスト教的流れ、ギリシア的流れ、西欧近代合理主義の思想を、多面的な角度で理解する。イスラムの思想とユダヤ人の思想と西洋の思想を比較することで、西洋思想の思想における相対的位置づけを図る。、
 
授業内容 Course Content
ユダヤ教とその思想を学びます。資本主義の発展の歴史に果たしたユダヤ人の役割、ユダヤ的金融資本の形成、ノマード主義、世俗世界に対する厳しい戒律、国家をもたない民の役割、ユダヤ人の教育、ショアーでの悲劇、イスラエル問題、グローバル主義、キリスト教やイスラム教からの憎悪などの問題を、彼らの思想との関係で見ていきます。あらゆる意味で近代合理主義とはまったく異質に見えるユダヤ教の思想が、なぜ近代合理主義の中にこれほどうまく適合しているのか、またなぜ彼らの宗教や思想が異端視され、追放、虐殺の憂き目にあったのか。資本主義的な金融資本の中心にユダヤ人はいる一方、労働運動、社会主義、共産主義の中心にもユダヤ人がいるのはなぜか。偏見と陰謀論を超えてユダヤ人の思想的バックボーンに迫ることを、この講義は目的します。
 
授業計画 Course Planning
1.ユダヤ教とは何か
     
2.ユダヤの思想とは何か

3.旧約聖書の語る歴史
 
4.トーラーとタルムード
  
5.マイモニデスの思想 ルネサンスの先駆者 
   アヴェローエスとトマス・アキナス

6.スピノザの思想  異端と追放の後
   デカルト的観念論とスピノザ的唯物論

7.シャバタイ・ツヴィ 
   メッシア思想と千年王国論
 
8.メンデルスゾーンと啓蒙思想 
 
9.マルクスとバウアー ユダヤ人問題とは

10.ユダヤ思想と資本主義

11.ユダヤ思想と社会主義、共産主義

12.ヴェーバーとゾンバルト
 
13.シオニズムの思想

14.ハンナ・アーレントとシモーヌ・ヴェーユ

15.ユダヤ思想と現代

 
授業運営 Course Management
 まずはテキストを講義の前にしっかりと読んでおくことを前提にします。そうでないと講義はほとんど理解できないと思われます。したがって予習を重要視します。700ページ近いテキストを少しずつ読みながら、その中に出てくる主要人物や思想を講義していきます。
 
評価方法 Evaluation Method
 最終的には、テキストを読むことで、そのテキストの内容にそって、課題レポートを提出してもらうことで、成績をつけます。
 
オフィスアワー Office Hour (s)
火曜日2時半ー4時 水曜日 1時ー2時半
 
使用書 Textbook (s)
ジャック・アタリ『ユダヤ人、世界と貨幣』[作品社]2015


 
 
 
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