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 授業科目
 Course Title
色彩心理学
Color and Psychology
 担当者
 Instructor
教授   三星 宗雄  後学期 月曜日2時限
 単 位
 Credit
2

到達目標 Target to be Reached
 (1)色の不思議さや面白さに気づき、(2)色が見える原理および色を表わす方法について理解すること。また(3)色に対するわが国と他の地域(特に西欧)の文化の違いについて考えること。
 
授業内容 Course Content
 私たちは周囲を色によって取り囲まれています。白や黒も無彩色という色と考えると、色のない空間はありません。色覚(色の感覚)はもともと環境への適応の戦略として、進化のある段階で動物に備わったものですが、人間の場合にはそれにとどまりません。私たちは自然や街並みや絵画の色彩に感動します。自分の気持ちを色彩を通して表現するし、また逆に色彩によって気持ちが癒される場合もあります。商品戦略として色彩が積極的に活用されていることは誰でも知っています。
 しかし色に対する文化の違いもあります。わが国では色は感じるもの、あるいは楽しむ対象です。一方西欧では色は考える対象、すなわち思考の対象です。わが国で表色体系や色彩調和論が十分に発達しなかったのはそのためと考えています。
 この授業では、そうした色彩が持つさまざまな側面について学びます。ここでは「色」と「色彩」とを区別しません。慣例にしたがって使い分けます。色は本当に不思議です。まずは感動から。さあ、色の世界へ。

 
授業計画 Course Planning
 1.色とは何か?:色は不思議
 2.色は光がもたらす:色が見える原理
 3.光を発する物体(光源)(1):色温度のはなし
 4.光を発する物体(光源)(2):演色性のはなし
 5.色を再現する(1):混色のはなし
 6.色を再現する(2):忠実な再現と望ましい再現,記憶色
 7.色は変わる:色のコントラストと順応
 8. 色ははたらきかける:色の知覚的・心理的なはたらき
 9.色を感じる:色の感情的なはたらき
10.色を表す:表色系
11.色は調和する(1):カラーコーディネーション
12.色は調和する(2):色彩調和論
13.色覚の型と色覚のバリアフリー/カラーユニバーサルデザイン 
14.まとめ <試験>
15.答案返却 講評
 
授業運営 Course Management
テキストを用います。プリント類も配付しますが,プリント類は当日の授業中にしか配付しません。少なくとも1回は外部からの講師を招く予定です。試験(授業内試験)は第14回目の授業時に行い,第15回目に点数,コメントを付して返却する予定です。
 *上の予定はどこまでも目安であり、小さな変更はあり得ます。
 
評価方法 Evaluation Method
 授業内試験を行います(評価全体における割合60%)。レポートおよび/または小テストを何度か課します(同40%)。評価はそれらを総合して行います。
 
オフィスアワー Office Hour (s)
 火曜日 18:00~19:30 研究室(17-407室)
 
使用書 Textbook (s)
三星宗雄『色の心理学』第1刷[マックローリン出版]2008年

参考書 Book (s) for Reference
(財)日本色彩研究所編『色彩と人間』[日本規格協会(色彩ワンポイント5)]1993年
千々岩英彰『色彩学概説』第2刷[東京大学出版会]2002年

 
 
 
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