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 授業科目
 Course Title
文学
- テクスト講読 -
Literature 
 担当者
 Instructor
教授   日 昭二  後学期 月曜日2時限/火曜日2時限
 単 位
 Credit
2

到達目標 Target to be Reached
 本講義の到達目標は、受講生が、①具体的な文学テクストを読めるようにすること、②テクストを解読する方法や視点を学ぶこと、などを通じて文学を実践的に読みこなす態度を身につけられるようにすることである。
 
授業内容 Course Content
 「文学」をとらえるための基礎的な概念や理論を学んだ「文学Ⅰ」を担保にして、その実践篇として具体的にテクストを読む。多くは読みきりの短篇小説を扱うので、個々のテクストに即して、読むこととは何かを学ぶことになる。
 
授業計画 Course Planning
 明治以降の文学テクスト(主として短篇小説)を対象に、読みと分析を加えていくことになる。各回のテクストは、一応次のようにしているが、時間の関係で前後することがある。予習としては、テクストを読んでおくことが望ましい。また分からない語句など調べておくことも大事である。復習としては、理論と読みをしっかり組み合わせていくために、講義ノートを自分流に仕上げておくことを勧める。

1 読みの例示
   ガイダンスを兼ねて、読みの例示をしておく。
2 川端康成「雨傘」を読む。
   写真というコードを念頭において読むことを学ぶ。  
3 横光利一「頭ならびに腹」(前半)を読む。
4 横光利一「頭ならびに腹」(後半)を読む。
   冒頭の分節コードと、資本のコードを読む。
5 谷崎潤一郎「お国と五平」を読む。
   コンテクストしての仇討ち、深層心理などを学ぶ。
6 宮沢賢治「注文の多い料理店」を読む。
   「二」のコードを軸に読むことを学ぶ。
7 内田百間「冥途」を読む。 
   文字のフェテシズムなどをコードに読むことを学ぶ。
8 小テスト及び解説
   これまでのテキストの範囲でテストを実施し、理解度をはかるため解説をほどこす。
9 芥川龍之介「蜜柑」を読む。
   内と外のコード、映像のコードなどを読む。
10 佐藤春夫「西班牙犬の家」を読む。
    雑木林、西洋館などのコンテクスト、およびプレテクストについて学ぶ。
11 菊池寛「身投げ救助業」を読む。
    近代都市、博覧会、郵便貯金などのコンテクストを学ぶ。
12 田村俊子「女作者」を読む。
    女性作家の誕生、女優などの歴史的な文脈を学ぶ。
13 野上弥生子「縁」を読む。
    女性の歴史、縁語、ホトトギス、写生文などの歴史的な文脈を学ぶ。
14 臨時試験及び解説
     臨時試験を実施し、良い解答、悪い解答の差異を解説する。
15 文学テクストを読むとは、どういうことか、実践的な取り組みを果たしたあとでの全体のまとめをほどこす。

 
 
授業運営 Course Management
 授業は具体的なテクストに対する読みと分析である。前もってテクストを読んでくることが望ましい。なおテクストを読む学生を順番に募り、声を出して読んでもらい、その後講義する。
 
評価方法 Evaluation Method
 第8回に予定されている小テスト(20%)および期末の臨時試験(80%)で評価する。なお、出席状況は評価の対象としない。
 
オフィスアワー Office Hour (s)
 火曜日12時30分~50分。17号館418研究室。
 
使用書 Textbook (s)
 授業の最初に指示する。
参考書 Book (s) for Reference
 テキストの分析にかかわる論考などを適宜指示する。
 
 
 
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