[前へ戻る]
   

 授業科目
 Course Title
情報システム構成法特論
Advanced Design Methodology for Information Systems
 担当者
 Instructor
教授   永松 礼夫  後学期 火曜日5時限
 単 位
 Credit
2

到達目標 Target to be Reached
ケーススタディとして文献(主に英語のもの)を精読することを通じて、情報システムの構成について主体的に議論できるような能力を身につける。
 
授業内容 Course Content
現在のコンピュータ・システムはその規模においても、考慮すべき要求項目においてもますます大きく、複雑になっている。本科目では、このような複雑なシステムを設計・構築・保守するにあたってどのような要素技術が必要であり、歴史とともにどのように発展し、それによってどのような展望が開けたかを概観する。 取り上げる文献は、開発された時代の技術的背景からみると常識破りのようなアイデアがあり、例えばハードウェアとソフトウェアの役割分担の境界線をドラスティックに再設定したものである。商品として普及しなかったものや短命であったものもあるが、これらを知ることを通じて研究開発の醍醐味を会得することに努めたい。
 
授業計画 Course Planning
下記のような話題を取り上げる。
1. 役割分担の見直しによるシステム構成の進化
2. コンピュータ技術の英語表記の入門:浮動小数点演算の規格
3. CISC対RISC:命令セット・アーキテクチャにおける複雑さと性能のトレードオフ
4. 動的最適化:クルーソープロセッサにおける互換性と性能の両立
5. リコンフィギュラブル技術の動向
6. 並列・分散処理:均質なベクター処理から非均質なP2Pクラスターまで
7. 通信と演算の比率に基づいた高性能計算機の評価
8. 予測と投機:非均質な記憶や処理の階層において、失敗をリカバーしながら平均的に高性能を達成する技法
9. アーキテクチャの工夫による低消費電力設計
10. 省エネルギーのための投機的パイプラインを用いたプロセッサ設計例
11. P2P技術: ネットワークの速度向上とオーバレイ・ネットワークによる仮想化
12. スーパーコンピュータ
13. クラウドコンピューティング
14. 分散ファイル技術: 信頼性の低い民生用機器をクラスタに用いるGoogle File SystemとMapReduceフレームワーク
15. 高性能計算機を使いこなすHigh Productiveなコンピュータ言語:Fortress

 
授業運営 Course Management
主に英語の文献を読み、その内容についてクラスで討論する。

 
評価方法 Evaluation Method
発表内容、議論への参加の度合いなどより総合的に評価する。
 
オフィスアワー Office Hour (s)
水曜2時限(2-120-1室・会議日を除く) 質問は電子メールで随時受け付ける。
 
使用書 Textbook (s)
プリントを必要に応じて配付する。
参考書 Book (s) for Reference
西田 圭介『Googleを支える技術 ~巨大システムの内側の世界』[技術評論社]2008
25 years of the international symposia on Computer architecture (selected papers),ACM,1998

 
 
 
[前へ戻る]